Work & Job Rotation
職種紹介&ジョブローテーション

多岐にわたる業務を通し、
海運事業をトータルにサポートする川崎汽船(“K”LINE)の陸上職。
そのミッションや仕事の内容を
職種別にご紹介します。

営業

船舶を使ってありとあらゆるモノを運ぶ外航海運業において、日々発生するお客様の様々な要望や、お客様が抱える輸送課題に応えていくことが、営業のミッションです。数量や納期、輸送コストのみならず環境負荷なども考慮しながら、最適なソリューションをお客様に提供しています。手持ちの船舶だけで対応できない場合には、チャータリング担当と連携して船舶の借り入れを行うこともあります。様々な業界と取引を行う“K”LINEで、日本のみならず世界中のお客様の輸送課題に応えていく営業の仕事は、まさに世界を股にかけた仕事であると言えます。

オペレーション

お客様の大切な貨物を安全に納期通りに輸送できるように、船舶の運航サポートを行うことがオペレーションの仕事です。常に洋上を航行している船舶に、次に積載する貨物の詳細や、寄港地やその港の情報、スケジュール、燃料の状況、気象情報など、運航にとって重要な情報を集めて陸上から伝えます。一方、船舶からは航海情報を収集し、港湾の荷役業者と連携をして貨物を安全に輸送、荷揚げするための手配を進めます。また、この仕事において最も重要なのは安全運航です。洋上で問題が発生した場合には、安全運航部門などと連携して安全輸送の確保に努めます。“K”LINEが安全なサービスをご提供する上で重要な役割を担っており、お客様への航海状況のご説明なども行います。

チャータリング

船舶の調達を行うのがチャータリングです。船舶の調達には主に2種類の方法があり、一つは自社で所有すること、もう一つが傭船(レンタル)することです。船舶の耐用年数は20年から30年ほどなので、その耐用年数に見合う長期の輸送契約がある場合には、船舶を保有することを検討します。また、お客様の急ぎのご要望に応える場合や、短期、中期契約の場合は傭船を手配します。世界中の船主が保有する船舶から傭船を検討しますが、船種、大きさ、速度、船舶の現在位置、世界の荷動きなどにより傭船料は刻々と変わります。そのことを念頭に置いて、営業担当やオペレーション担当と連携しながら傭船を決定していきます。

安全運航・環境推進

全人類の宝である海を舞台に輸送サービスを提供する“K”LINEでは、安全運航と環境保全が最重要事項と考えています。この重要なミッションを担うのが、安全運航・環境推進の仕事です。お客様の貨物にダメージを与えることなく、船舶を安全に運航することが当社のサービスの土台となりますが、それは大切な海を守ることにもつながります。世界中で航行している船舶の情報を分析し、課題点を全船と共有することで、当社のノウハウ蓄積にもつなげています。また、新技術の開発によって輸送時の脱炭素化の推進や重油に代わる燃料の活用など、環境負荷の低減も促進しています。

技術・船舶管理

造船所に新造の船舶を発注したり、完成した船舶を適切に管理していくのが技術・船舶管理の仕事です。新しく当社で保有する船舶を発注する際は、私たちも造船所と一体となって船舶を仕上げていきます。当社がこれまで蓄積してきたノウハウを造船所と共有し、建造中には建造監督として造船所に勤務します。当社の輸送サービスに最適な船舶を造るために、最後まで建造の責任を果たすのです。
そして竣工後はその解撤まで、日々の運航状況の把握や修繕など、船舶の一生を支えることが船舶管理の大切な役割です。こうして適切に船舶管理を行うことが、当社が大事にしている安全運航の基礎となります。
また、船舶航行による環境負荷低減のためのいくつかのプロジェクトを立ち上げ、2050年GHG排出ネットゼロに向けて新技術の開発も推進しています。

管理部門

地球のサステナビリティ推進の一助となるため、“K”LINEも持続的成長は必須であり、そのためにも私たちは“K”LINE VALUE(当社の企業価値)を高め続けなければいけません。社会的企業価値として、人々の豊かな暮らしを実現するためにグローバルなインフラとして企業活動を行うことが当社の存在意義であり、その社会的企業価値を果たすため、財務的企業価値を高めていきます。この企業活動を支えるのが管理部門であり、コンプライアンス、ガバナンス、経営企画、財務、経理、デジタライゼーション、法務、人事などのセクションがあります。

Job Rotation
- ジョブローテーション -

当社の教育方針やキャリアプランは、海運のプロフェッショナルな人材を育成することにあります。海運のプロフェッショナルとは、「次代のグローバルな事業経営と新たな発想による変革を可能にする人材」と当社では定義していますが、それには一つの役割を経験するだけは不十分だと考えています。様々な役割を担うことで事業を経営できる勘所を養い、ジョブローテーションによって違う視点から海運業を見つめることで、過去に固執せず自由に発想し新たなサービスを生み出せる人材を育成しています。